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36点を、こう取る

合格ラインは例年35〜38点。満点は要りません。 どの科目で何点取るかを先に決めてしまえば、やることは驚くほど減ります。

1. まず、点の配り方を決める

科目出題目標受験者平均方針
宅建業法20問18点66%全部やる。ここだけは落とさない
権利関係14問7点59%半分でいい。深追いしない
法令上の制限8問5点61%数字を覚えるだけ
土地・建物・統計5問4点71%常識+直前の統計だけ
税・鑑定3問2点60%非課税と特例だけ

合計36点。宅建業法だけ受験者平均(66%=13問)を大きく超える必要があります。 逆に権利関係は14問中7問取れば十分。ここを完璧にしようとして時間を溶かすのが、 落ちる人のいちばん多い失敗です。

2. 使う道具は、3つだけ

道具すること時間の目安
虎の巻表を上から読む。暗記しようとしない1枚1〜2分
しくみ暗記表の見出しだけ見て中身を言う。言えなければ表に戻る1枚10秒
ドリル○×で1肢ずつ解く。外した肢は間違いノートに残る1肢20〜30秒

覚える対象は表46枚だけです。条文は表の下に畳んであり、 表で説明しきれていないものだけカードとして残してあります。読む必要はありません。

「しくみ暗記」は間隔をあけて出てきます。言えた札は当日→翌日→3日後→7日後→14日後→30日後と だんだん間が空き、あやしい札はすぐ戻ってきます。今日出てくる札だけやれば十分です。

順番はどちらからでも構いません

表を読んでから暗記してもいいし、先に暗記を試して、言えなかった表だけ読むのでもいい。 むしろ後者のほうが記憶に残ります。思い出そうとした瞬間だけ、記憶は強くなるからです。

3. 虎の巻の読み方

覚える単位はです。条文は表の下に畳んであります(表がその条文の中身を 実際に説明できていると確かめたものだけ畳み、説明しきれていない条文は 独立したカードとして残しています)。上から順に読むだけで構いません。 どれから読むかを考える必要はありません。

やること目安
表を1枚読む1〜2分。暗記しようとせず「こういう区別があるのか」で十分
フラッシュカードで言えるか試す表の見出しだけ見て中身を思い出す。言えなければ表に戻る
同じ論点のドリルを解く○×で1肢ずつ。間違えた表だけ読み直す

順番は自由です。フラッシュカードから始めて、言えなかった表を読むという進め方でも構いません。 先に思い出そうとしてから読むほうが、読んでから思い出すより記憶に残ります。

4. この並べ方の根拠

表と条文の並び順は、次の1回の試験で判定できる肢が多い順です。 過去12年・14回・700問を1問ずつ数えた実測にもとづきます。 「今年は何が出そうか」を読む必要はありません。頻出の高い順に潰すのが最短です。

この並べ方が本当に効くかは、過去のデータだけで選んで、選ぶのに使っていない年で試す方法で 確かめています。平成26年〜令和4年のデータだけで112本を選び、令和5年・令和6年・令和7年に当てはめると、 1回あたり69肢を判定できました。同じ本数を無作為に選ぶと24.6肢なので2.8倍、 上位20本だけでも37肢です。

なお「しばらく出ていないから、そろそろ出る」は成り立ちません。 2年以上空いた条文がその年に出た割合は45%で、前年に出た条文が翌年も出た割合49%を下回りました。 空き年数は並べ方に使っていません。

5. 1時間の使い方

0〜10分 虎の巻を1〜2枚読む

暗記しようとしない。「こういう区別があるのか」で十分です。

10〜20分 その表を「しくみ暗記」で言ってみる

見出しだけ見て中身を思い出す。言えたら「言えた」、あやしければ「あやしい」。 正直に押すほど、出てくる間隔が自分に合ってきます。

20〜50分 同じ論点のドリルを解く

○×で1肢ずつ。分からなくても飛ばさず、答えを見て次へ。 ここで「表のどこを見ていなかったか」が分かります。

50〜60分 間違いノートに一言書く

外した肢は自動でたまっています。原因を選んで、 次に何を先に確かめるかを一行書いてください。これが翌日の自分を助けます。

10分しか取れない日は、しくみ暗記だけでいい。今日出てくる札を消化するだけで、 記憶は保たれます。まとめて2時間やるより、10分を毎日続けるほうが残ります

6. 覚え方のコツ

① 読むのではなく、思い出す

読み返しや線引きは、やった気になるだけで記憶にはほとんど効きません。 効くのは思い出そうとした回数です。だからこのサイトは、表を読ませたあと すぐに「見出しだけ見て言えるか」を試させます。言えなかったという事実そのものが、 次に読むときの吸収を良くします。

② 同じ日に何度も回さない

1日で完璧にしようとせず、日を空けて思い出してください。 「しくみ暗記」は当日→翌日→3日後→7日後→14日後→30日後の順で出してきます。 今日ぶんが終わったら、それ以上やらなくて構いません。

③ まとめノートは「閉じたときに使えるか」だけ

「まとめ」の画面は左が質問、右が説明になっています(コーネル式)。 既定では右が隠れているので、左だけ見て口で答えてください。答え合わせのときだけ右を出します。 きれいにまとめる必要はありません。作品にすると時間を食います。

④ どうしても覚えられないときは、書き写す

力技ですが確実です。「まとめ」の画面で答えを出した状態にして印刷し、 そのまま手で書き写してください。写しながら「なぜそうなるか」を一度だけ考えます。 紙だから覚えるのではなく、写しながら考えるから覚えます。

⑤ 間違いは、答えではなく「考え方」を直す

「正解は3番」と書いても、また同じ考え方で外します。間違いノートには 自分が何を選んだかまで残るので、原因(読み違い・混同・数字・例外忘れ)を選び、 次は何を先に確かめるかを一行書いてください。 例:「問題文の『自ら売主』を最初に見る」。

⑥ 数字は「制度ごと」ではなく「数字ごと」に並べる

2週間・1週間・30日・3か月・6か月・8日。試験はこの数字のすり替えで作られています。 横断整理の表を、最後にもう一度だけ見てください。

7. 読む順番(上から10枚)

しくみ1回あたり
1事務所・案内所・標識・帳簿5.8問
235条書面と37条書面の記載事項4.9問
3監督処分と罰則の範囲4.2問
4広告と取引態様の規制3.6問
5勧誘・告知の禁止行為3.6問
6免許・登録の要否と欠格3.4問
7対抗要件と第三者3.0問
8クーリング・オフができる場所2.4問
98種制限(クーリング・オフ以外)2.4問
10建築基準法2.0問

迷ったら上から。宅建業法から始めるのが鉄則です。 50問中20問を占めるうえ、条文1本あたりの見返りが権利関係の5倍あります。

8. いつ過去問を通しで解くか

しくみを10枚読み終えたら、1回目の通し(50問)をやってください。点数は気にしません。 目的は時間配分をつかむことどの論点で落とすかを知ることです。

解き終わったら「弱点」の画面へ。論点ごとの正答率が出るので、低いところの 「しくみ」ボタンを押せば、その表に直接飛べます

9. やらなくていいこと

10. 残り日数別の進め方

3か月以上 1日1枚。46日で一周し、2周目は空欄埋めだけ

2周目は1日5枚で回せます。余った時間を過去問の通しに使ってください。

1か月 1日2枚。宅建業法と法令上の制限を優先

権利関係は上位5枚(相続・意思表示・借家・売買・共有)だけ。残りは捨てます。

2週間 上位10枚だけを3周

それで35.3問ぶん。あとは土地・建物の常識問題と、直前の統計で上乗せします。

今日、何から始めるか

虎の巻を開いて、1枚目を読む

1枚目は「事務所・案内所・標識・帳簿」。1回の試験で5.8問ぶんを占める、 いちばん重い表です。